とうもろこしの人形(corn dolls)
大きな森で迎えたクリスマスに、ローラは、黒いボタンの黒い目に、黒い毛糸の巻き毛の布人形をもらいました。その人形にローラは「シャーロッテ」と名前をつけてあげました。おそらくシャーロッテは、かあさんが古着の布で作ってくれたものでしょう。
シャーロッテのほかにも、ローラは「スーザン」という名前の人形をもっていました。それはトウモロコシの芯を、ハンカチでくるんだものでした。スーザンがただのトウモロコシの芯なのは、スーザンのせいではないからと、ローラはスーザンを大切にしていました。
ローラはトウモロコシの芯を使っていましたが、トウモロコシの皮を使って人形を作ることもありました。皮を曲げたり広げたりすると、なかなか素敵なドレスを着た人形になります。パイオニア版バービー人形といったところでしょうか。
裕福だったネリー・オルソンは、店売りのきれいな人形をもっていましたが、ローラたちのような開拓民は、身近にあるものを利用して人形を作って作りました。

感想
今の子どもたちは、バービー人形をはじめ、いくつもの人形を持っているので、トウモロコシの皮で作った人形を見せても、興味を示すかどうか疑問だったのですが、意外なことに、皆、すごく嬉しそうな顔をします。中には「どうやって作るの?」と聞いてくる子や、お母さんに、「作りたいからトウモロコシ買ってきて」とおねだりする子もいます。
今では、たいがいどの開拓記念館でも、子どもたちの誕生パーティのプログラムがあって、暖炉でクッキーを作ったり、開拓時代のおもちゃで遊んだりします。ある子どもたちは布人形を作ったのですが、私にはどう見ても、てるてる坊主にしかみえないものでした。そんな人形でも、彼女たちは大事そうに抱えて、迎えに来た親たちに自慢げに見せていました。モノに囲まれた子どもたちが、自分たちで作った布人形にはしゃいでいるのは、何かほほえましいです。
ところが、韓国人のある女性は、作りかけのトウモロコシの皮の人形をみるとひどく驚いた顔して「こっちでも、のろい殺すの?」と聞くのです。何の話をしているのかと思ったら、何と彼女は、わら人形と勘違いしていたのでした! (^_^;
2008.04.11 | Comments(0) | Trackback(0) | 娯楽