ノアのはこ船(Noah's Ark)
ローラがネリー・オルソンの町のバーティーに呼ばれたとき、弟のウィリーの持っていたのが「ノアのはこ船」。このおもちゃは、神さまが傲慢になった人間をこらしめるために、ノアに家族とあらゆる動物をはこ船に乗り込むように命じると、大洪水を起こして、この世のあらゆるものを滅ぼしたという創世記のお話を基にしたものです。
「大きな森」に暮らしていたとき、インガルスは安息日の決まりを厳格に守っていたようで、日曜日には外で走り回って遊ぶのはダメ、家の中で人形と遊ぶのもダメ、好きな歌をうたうのもダメ、本を読むのもダメと、ツラ〜イことばかり。ローラは「日曜日なんて大嫌い!」と駄々をこねていたけど、気持はよーくわかります。でも、この「ノアのはこ船」は、そんな子どもたちが日曜日でも遊んでもOKというおもちゃでした。なにせ、聖書のお話を基にしたのですから。
ここにあげた「ノアのはこ船」は、十九世紀に建てられた牧師館に展示されていたもので、当時の子どもたちが遊んだものです。どの動物たちもはげていたので、だいぶ遊んでもらったようです。
デ・スメットに移ってからは、日曜日の午後、ローラはアルマンゾと馬車のドライブに出かけていたくらいですから、安息日もずいぶんゆるくなったようです。でも、マキーさんのご主人は厳格な長老派で、マキーさんの家では笑ってもいけない雰囲気だったとローラは書いているので、家庭によってそれぞれだったようです。ある国の首相が昭和天皇に謁見したとき、冗談を言って天皇を笑わせたそうで、宮内庁は不満だったそうな。宮内庁も長老派なのかも・・・。それにしても、安息日に父親が居眠りしているすきをみて、こっそりソリで遊ぼうとしたローラのじいちゃんは根性あると思いませんか? ブタをすくい上げたのは予想外でしたけど。




たしかノアは鳩を何度も飛ばして洪水の様子をみたはずなんだけど、どういうわけか鳩がいなかった。これってかなり手抜きのような気がする・・・・
それにしても、今のちゃちなおもちゃと違って、しっかりと作られているので、大人のコレクションにもなりそう。昔のドールハウスの展示をみたことあったけど、子どものおもちゃにしておくのはもったいほど素晴らしいものでした。
2008.07.09 | Comments(0) | Trackback(0) | 娯楽