パン作り(bread making)
先回はレンガのオーブンの使い方をご紹介したので、今回はレンガのオーブンを使ったパン作りを紹介します。「レンガのオーブンで」といっても、小麦粉や砂糖を合わせた種をイーストで発酵させ、成形してオーブンへという基本は同じ。ただ、気をつけなくちゃいけないのは、種がほどよく発酵したときに、レンガのオーブンの温度がちょうど良くなっていること。熱すぎて冷ましているうちに、どんどん発酵が進んじゃって・・・・なんて時はすごくあせります。団扇であおいじゃいたい。温度が高過ぎるなら冷ませばいいけど、低すぎたらもうアウト。レンガのオーブンは温度を上げることができないので、パン作りをあきらめるか、もう一度、火をたき直すかしかありません。開拓記念館で作るときは、たいてい十二斤くらい作るので体力勝負です。一度、全粒粉のパン十斤、白いパン六斤、クッキー五ダース作ったら、さすがに疲れました。

粉を足しながらぐるぐるかき混ぜて、パンケーキくらいの種になったら、台に移し替えてこねる。このボールを持ち上げるとき、気合いを入れないと上がらない。




開拓記念館の台所でパンを一ダースくらい作るときは、「よし、やるぞ!」と気合いを入れないと、やってられないです。小麦粉や砂糖の缶は大きくて重いし、こね台もしかり。ボールはものすごく大きいうえ、瀬戸物だから空っぽのままでも重いです。ボールに入った種を台に移し替えるときなんて、足をふんばって、腰を入れて、「ウッ!」と唸って気合いを入れないと、持ち上がらないです。「えんやこーら」なんて言っているうちは、まだ余裕があります。
それにパンを焼くときは、クッキーも五ダースくらい作るので、洗いものが多いのです。でも、ドライ・シンクなので、ひねれば水が出てくるわけじゃない。バケツで汲んでこなくちゃならないし、汚れた水も裏に捨てに行かなくちゃならない。水が濁っているときは、一緒にスプーンも捨てちゃったりして。
開拓記念館では、いつも一ダースくらいパンを焼いているので、家で一斤だけ作ったとき、あまりに種が少なすぎで、計り間違えたのかと思ってしまいました。それにしても、私たちが使っているプラスチックやステンレスのボールって軽〜い。バケツでくみに行かなくてもいい流しもステキ!
レンガのオーブンで焼くと、どういうわけかパンやクッキーの一部が、小さなシミのように真っ黒になるときがあります。どうしてそうなるのかわからないけれど、これはどうしようもないみたいです。
パンを作った日は帰りの電車の中で、船をこいじゃうことがままあります。その日はぐっすり眠れます。





